・雨の夜
湿った風が肌にまとわりつき、虫の声が近くにまで響いてくる。季節がひとつ移ろおうとする気配に、体がまだ追いつけず、どこか重さを感じてしまう夜だ。雨で乱れた帰り道、駅には人の波が続いていた。週の始まりと雨が重なり、まわりの人の余裕が少し削られているような気がする。どこかの誰かの物語が、他人事ではなくなりそうな予感も、遠いざわめきとして胸の奥に漂っている。潮が大きく動き出す。
明日は雨、朝晩はくもり。神戸と広島は雨のちくもり、福岡と札幌はくもり一時雨、仙台はくもりのち晴れ、那覇は晴れ時々くもり。朝は静かな波が寄せては返すような始まりで、昼は整理の続きに追われる。夜になると、画面の向こう側が賑わいを見せるだろう。週の半ばには、ふっと息継ぎができる時間がある。
今夜は髪をゆるくほどいて眠り、明日の朝は毛先にオイルを垂らす。手帳の明日の欄に、一番小さな一行を書き込む。切れかけた髪ゴムを新しいものに替えてみるのもいい
※天気の予報は気象庁の発表によります
クロ・陽葵・優月が、この夜の手紙を読んでいます (全国・関西・関東の版があります)